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〜
解離性同一性障害の彼女と僕〜
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彼
女の詩で
す。
ち
なみに彼女は詩(う
た)という風に呼んでいます。
「音
色」
河
べりで
ふ
たり肩をならべてよりそい
河
の音色を聞く
そ
れはなんのへんてつもないような姿に他人には見えるかもしれない
ふ
たりにとっては愛の音色を聞くように
と
てもやわらかく あたたかかく やさしきもの
河
の流れは やわらかく やさしき音色をたて
ふ
たりのひとみを通りすぎてゆく
と
てもやさしき音色
ふ
たりにとっては とてもやさしき音色であった
や
さしき音色にふたりの心は包み込まれ
河
の流れはふたりの心までもを やさしき音色で包み込んでいった
や
さしき音色は いつまでも いつまでも
や
さしき音色で ふたりのひとみを通り過ぎてゆく
い
つまでも そして これからもずっと
「ち
りゆく」
ち
りゆく花びら
ち
りさく花びら
な
んのへんてつもないような光景
ふ
たりにとっては とても切ない想いでいっぱいになる
今
生きているという奇跡
花
びらでいっぱいになる道々を
ふ
たり肩を並べ歩んでゆく
河
の音色
ち
りゆく音色
さ
まざまな場所へと花びらはちりゆく
や
わらかな風にふかれ
ふ
たりの歩んでゆく道々へと 花びらはちりゆく
ち
りゆく花びらは
と
ても切ないようでいて とても愛おしい
と
ても切なく愛しい花びら達よ
心
からありがとう
す
てきなあなた達よ
ゆ
らゆらと花びらはちりゆく
「な
ぜ生まれてきたのか」
な
ぜ生まれてきたのか
そ
れはきっと
ほ
んものの愛を手にする為
ほ
んものの愛を見つける為
ほ
んものの愛を注ぎ込む為
人
は生まれてきたのだろうか
な
ぜ生まれてきたのか
そ
れはきっとしあわせという意味を知る為
欲
をなくし
1
厘の花が咲きほころぶように
精
一杯生きて生きて
散
る花となれるように
そ
んな花達へ感謝してゆこう
様
々な事を教えてくれる事柄に気付かない人にならぬように
小
さな事柄に感謝し
あ
りがとうと言えるように
人
は生まれてきたのか
「強
がり」
あ
たしは一人でだいじょうぶよ
あ
たしはだいじょうぶだから
い
つもそう
い
つもこれ
い
つもこれがあたしの口癖
強
がって強がって
本
当は全然だいじょうぶなんかじゃない
本
当は辛くてどうしようもない
愛
されたくてどうしようもない
で
もいつもこれがあたしの口癖
強
がってばかり
疲
れてしまった
強
がってばかりの自分に疲れてしまった
本
当は抱きしめられたくて
本
当は側にいつだっているよと言ってほしくて
ど
うしようもない
た
まらない
い
つもなぜこのセリフを口にしなくちゃならないの
い
つもなぜこのセリフを口にさせるの
心
から愛される事を誰よりものぞんでいるのに
な
ぜ どうしてなの
ど
うして みんなあたしの元から去っていってしまうの
ど
うして みんなあたしの元からはなれていってしまうの
な
ぜなの どうしてなの
「終
わりの日」
あ
たしの心を
あ
たしの命を
あ
なたへとささげるから
ど
うせ あたしが生きていた事は奇跡だったのよ
愛
する人はみな死んでゆくわ
死
んでいったわ
タ
バコ 酒 ドラッグにおぼれたあたしを
誰
が愛し受けとめてくれるというの
自
虐的なあたしを誰が愛してくれるというの
死
にたい 死にたい
こ
んなセリフを言うべきではない事は分かっている
で
ももう限界なのよ
も
う限界なのよ
誰
が助けてくれるというの
こ
んなろくでなしのあたしなんかを
誰
が助けてくれるの
責
めてくれていいわ
ど
うぞ責めて
ど
んなセリフを言われようと
あ
たしは一向に構わないわ
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解
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