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解離性同一性障害の彼女と僕
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パー
ソナリティ障害に対する考え方〜突然嫌われてしまう、攻撃されてしまう
物事を0か100かの両極端でしか見ることができない、という症状があります。
境界性人格障害の代表的な症状とされているのですが、
解
離性障害の方
も、こういった症状を、程度の差はあれ、
持っ
ている方が多いのではないで
しょうか。どうしてかというと、
解
離性障害になってしまう方は、家庭環境がよくないことがとても多いからです。
両
極端になってしまうというのは、恋人に対しても、
好きか嫌いかの両極端になってしまいます。
いままで好きで好きで仕方なかった恋人で
も、あるひとつの言動で、
一転、最悪の人に思えてしまったりします。
愛
情の積み重ねがきかないのです。
いままで何年も愛情を注いでくれた大切な相手でも、
ひとつの出来事で、最悪の評価になってしまいま
す。
普通はそうはならないですが、そうなってしまう症状なので、仕方ないことなんです。
だから、そのことを責めるのではなく、相手の
感じ方を、よく理解する必要があります。
好
きな相手が、突然大嫌いにになってしまうなんて、
ものすごくおかしなことに思えるかもしれませんが、
誰でも生まれたばかりの赤ん坊く
らいのときは、
そんな風に、0か100か、敵か味方という物の見方をしているものなのだそうです。
で
も、たいていの赤ん坊は、お母さんの愛情を受け続けている内に、
そういった感じ方は変わっていき、
今まで愛情を注ぎ続けて
くれたお母さんが、ひとつ嫌なことをしたくらいでは、
お母さんのことを本当に嫌いになってしまうなんてことには、ならなく
なります。
し
かし、もしも生まれた時から、
お母さんを含めた周囲の人間が敵ばかりだったとしたら、
守ってくれる人間が誰一人としていなかったとし
たら、
そういった状況では、むしろ0か100か、敵か味方の捉え方の方が、
環境に適応していると言えますよね。 。
例
えば戦場で、敵軍の兵士をみて、
「あのひとは敵だけど、いいひとそうだから大丈夫だろう」なんて考えでいたら、
あっというまにやられ
て死んでしまいます。
逆
に味方に対しては、たとえその場だけの好意であったとしても、
自分も最大限の好意として感じるのが、
そういった過酷な環境では適応し
ていると言える気がします。
今
までずっと味方であった相手だとしても、もし敵に寝返ってしまったとしたら、
敵とみなして相手を攻撃して自分の身を守る必要がありま
す。
そういった環境では、敵は敵、味方は味方と
その場その場で明確に判断することが、適切な感覚なんですね。
で
すが、その過酷な環境では適応していたはずの考え方、感じ方も、
平穏な日常生活の中に出て
行くと、一転して、
性格の偏りすぎた人格障
害、境界性人格性障害と呼ばれてしまうの
かもしれません。
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