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解離性同一性障害の彼女と僕
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多重人格を治そうと、人格の統合ばかりを急ぐのは危な
い
治療の初期段階で、人格の統合ばかりを急ぐのは、
いい治療ではないように思います。
もし、主治医がそういった方針の場合は、
一度よく相談することが必要かもしれませんね。
解離の方は、すごく相手に気を使います。
主治医が統合を望んでいると、そういったお医者さんに対して、
統合したふりをしてしまう患者さんも多いらしいです。
解離性同一性障害の副人格は、
深い心的外傷の苦痛や不安や恐怖感を、細かく分けて、
その傷の影響を最小限にするために、で
きたものです。
苦痛を細かく分けて、やっと、ぎりぎりのところで生きているというのに、
それを、無理矢理ひとつにまとめてしまうという行為は、
どう考えても、よくないですよね。
患者さん本人が、統合してしまったら
自分が消えてしまうのではないかという、
強い不安を感じることもあるようです。
解離性障害の治療には、
人格の統合を一気に目指すのではなく、
まず、実際にあなたが苦しんでいることを、
ひとつひとつ、治していくのが正しいステップだと思います。
人格の統合ばかりを考える医者より、
辛い記憶を抱えた人格と、正面から向き合って、存在を批判せず認めてくれる医者ほど、
良い治療者といえるのではないかと思います。
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