〜 解離性同一性障害の彼女と僕〜
 
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相談に乗りすぎる 彼女


彼 女は今風にいうなら、癒 し系 といったところでしょうか。
彼 女が相手を癒そうとするときの言葉、声、口調は
本当に心の奥にしみこんでくれるもので
、 僕自身、
彼女の優しい言葉には本当に救われていました。


彼 女の電話はとても頻繁に鳴ります。


今 も頻繁にメールや電話が来ますが、出会った頃は本当にひっきりなしでした。
そ の電話の相手の多くは

心 の病をわずらっている人や、

そ うでなくても漠然とした大 きな悩みを抱えている人です。


相 手の悩みに関する相談をうけているのです。
相 談というよりも、ただ話をきいてもらって
癒されたいというようなときが多いでしょうか。



ま た、その電話の一つ一つがとても長電話です
2〜3 時間話しつづけているのもざらでした。
電 話は、朝でも夜中でも24時間関係なくかかってきます。


そ れ程の電話相談役をしている彼女の負担は相当のもので、
体 力的にも大きな負担でしたし、
本人も大きな病気と闘っているにもかかわらず、

さ らに相談役をすることで神経を減りすらし、大きなストレスになっていました。


彼 女はその類稀なる優しさと癒しの能力を持っているせいか、
彼 女を頼って相談をしてくる人は後を立ちません。
そ れを断ることの出来ない彼女はそれをすべてうけていました。


い つ自殺するかもという相談相手のいたときは
携帯電話を一日中はだにはなさず持っていたそうです。


お 風呂に入っているときでも、電話が鳴るかもしれないからと
お風呂場のすぐ側におき
寝 るときは枕元におき
いつ電話がかかってきてもいいようにしていたそうです。



い つ電話がかかってくるか分からないので安心して眠れず
もともとの不眠症にも
拍 車がかかって、大きく体調を崩していました。
だっ たらそんな相談役は受けなければいいじゃないかと思いますよね^^;


僕 もそう言いましたし、医者にもカウンセラーにも言われていました。
し かし、彼女にはそれを断ることがどうしても出来ません。
電 話の最中や、電話を切ったあとにものすごく体調を崩し
精神的に不安定になって
他 の人格が出てくることも良くありました。


彼 女の言葉にどれだけ相手が救われているかを僕自身が一番よく知っていましたし、
彼 女の相談役を力づくでやめさせるという事はしませんでした。


た だ最近では、電話をしているのが僕に悪いということもあるのか
電 話に出ないことも増え相談相手も減ってきました。


相 談相手の方には申し訳ないですけど、
僕にとっても彼女の身体にとってもうれしいことです。


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