〜 解離性同一性障害の彼女と僕〜
 
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彼女の基本人格と の出会い

こ のページでは、僕と彼女の基本人 格と の出会いのエピソードを掲載しています。
こ のサイトの中では、産まれたときから元々存在する
、 一人の人格のことを「基本人格」と呼ぶことにしますね。


最 近は、よく顔を出し一番か二番くらいに体を支配している時間の長い基本人格のコですが、
付 き合い始めた当初は、全く表に出てこなかったので、僕は基本人格のコのことを、全く知らずに付き合っていました。
そ の当時表に出ていたコが、自分が基本人格だとうそをついていたのでそう信じていましたしね。


基 本人格のコは、小学六年生のときには毎日の虐待などで、精神的に限界になってしまいました。
実 際に自殺する、というところまで追い詰められてしまい、他の人格達によって表に出て来れないように抑えつけらました。
そ れ以来、肉体を支配し彼女が表の世界に出てくることはほとんどなくなり、心の中の自分の部屋で、長い長い時間を過ごしました。


彼 女の心の中には、人格たちの部屋がたくさんあり、表に出ていないコ達はそこで過ごしているようです。
一 人部屋が多いようですが、二人部屋や三人部屋、もっと大きな部屋など、色々あるみたいです。


部 屋にあるものもさまざまで、寝るときはベットのコもいればふとんのコもいる。
お 風呂つきだったりそうでなかったり、そして、たいていの部屋には扉があって、外に出ることが出来きます。
部 屋のそとには、公園やみんなの集まる広場みたいなところがあるようで、そこで毎日を過ごしているコも多くいます。


彼 女の人格は幼い子供がとても多く、成人の人格は少なめです。交代して表に出てきたコに、

「今 日はなにしていたの?」

な どと尋ねると

「縄 跳びしてたの!!じゅうさんかいできたんだよ!すごいでしょう!」

と か

「お 兄ちゃんたちと、ドッジボールしてたの」

な んて答えてくれたりします。
そ のほかには、、算数の勉強してたとか、砂遊びしてたとか、ブランコに乗りたいのだけれど、うまくこげないのだとか、色々です。

そ の算数の勉強をしているコには教えてくれる大人のお姉さんがいます。
そ のお姉さんの名前をたずねると普段表に出てくる僕の知っている人格のコの名前を答えてくれます。
ど んなお姉さんか聞いても、特徴はぴったりで僕の知っているその人格のコに間違いないようです。


人 格たちが別々の世界にいるのではなく同じ世界にいて、話をしたり遊んだり交流をしているのが分かります。
色 んな人格が、心の中で家族のように生活しているのです。
た だ例外に、基本人格のコの部屋は何もない、ただ真っ暗な、さみしいところだそうです。


「明 かりくらい、つけてくれはったらええのになー」

な んてことを言っています。


別 の人格がそこへ来ることもなく、外に出る方法もなく、いつも一人でいるそうです。
他 の二次的人格とくらべて、基本人格は少し特別な存在なのだろうか?と思わせるところです。
そ の部屋で、彼女はいつもいつも、体育座りでひとり泣いていたと聞きました。


彼 女は画家をしていました。
彼 女が表に出るのは、おもに絵を描くときだけだったようです。
彼 女の絵の才能は、すごいものだったようで、一枚数百万円ほどで売れたこともあったそうです。
か なりの枚数を描いた様ですが、描いた絵はたいていただで人にあげてしまっていたとか。


け れども、絵の描くのに長時間手を酷使しつづけ、右手の神経をこわしてしまいました。
そ れからは左手で描くようになり左手も同じようにこわしてしまい、今は長時間描くことができないでいます。


絵 を描くとき以外には、自殺するときも彼女がでていたそうです。
別 の人格が薬をためて致死量の薬がたまると「準備が出来たよ」、と基本人格の彼女が呼ばれ彼女が薬を飲んでいたそうです。


何 度も何度も繰り返したようですが、、それでも今生きているのは、
薬 を飲んだ直後に、他の人格が出てきて、自ら救急車を呼んでしまうからなようです。


辛 い思いをしている人などに優しい言葉をかけるとき、そういったことは彼女の役割なようで、微妙に、基本人格の彼女が表に出ている状態で、そのとき表に出て いる人格が、基本人格の言葉を借りて話すようなかんじなのだそうです。
僕 がきついときなども、基本人格に意図的に交代することが多いです。


付 き合いはじめて3ヶ月くらいたったとき、主人格のコが(普段表に出ている時間が、特に長い人格のことを主人格とよびますね)
本 当は基本人格はあたしではなく、別にいるんだよ、ということを打ち明けてくれました。


僕 は、基本人格のコに会えないかと頼み、交代してもらいました。
二 十数年ぶりに他人の前で、表に出てきた彼女は、はじめ
「わ たしを、ころしてくれませんか?」と僕に懇願しつづけました。


だ けども、彼女の深い心の傷も多少は癒えてくれたのか、最近は
「こ んなに幸せでいいのかな?」
な どともらしてくれるようにもなりました。彼女が幸せを感じてくれていることは、僕にとっても最高にうれしいです。


で もこの言葉、本気で言ってるんですよね。
「自 分はこんなに幸せでいちゃいけない。そんな資格はない。」
と いう思いが強いようです。


こ のコの心の傷は、本当に深く大きいものだと感じます。
少 しずつでも癒していけたらと思います。

(2012.1追記)
付き合い始めの頃は、生まれながらの人格である基本人格の子を、多重人格のなかの位置づけとしても特別に大事な人格なのではという認識をしていましたが、 今は、生まれながらの人格も、あとから分かれて生まれた人格も、差はあまりなく、基本人格だけに固執するのはあまり治療にも、信頼関係を築く上でもあまり 好ましくないように考えています。

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