解離性同一性障害の彼女と僕
 
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解離は人間に備わる精神の防衛本能?


このページでは、防衛本能としての解離についてのことを

だいぶ個人的な考えが中心になってしまうのですが
書 きました。
どうぞ読んでいただけたら嬉しいです。↓


人がトラウマ体験に出くわした とき、解離することで、その痛みを分離し、

場合によっては、全く記憶になくなった りして、
その後の生活を、一見大きな支障なく、送っていくことができます。


ただ、分離した記憶やトラウマは、意識することができないですから、
自分で心の整理や、ケアすることができないまま残ってしまうのではないでしょうか。


きっと、分離したトラウマは、こころの意識できない領域から、
その後の長い人生に様々な苦しい症状を与えてくるでしょうし、
不完全に分離した記憶から、日常的に本人には原因不明の強い恐怖感を感じたり、
現実感がなくなってしまったりもします。


さらに、その後のトラウマ体験とそれに対しての解離を繰り返すことで、
治らない傷が無意識の領域につもり積もってしまうと、
無意識の領域からの干渉も、病的なレベルになってしまって、
日常生活を送れないほどになってしまうかもしれません。


逆に、解離することなく、トラウマ体験のすべてを
正面から受け止めたとしたらどうでしょう。


ショックから、精神面に大きな支障をきたして
、日常生活を送れなくなるかもしれないですよね。


しかし、自分で受け止めて意識できる分、
対処が可能なレベルのトラウマであれば、
傷を時間をかけて自分で治して立ち直る、ということができるでしょうか。


ただ、あまりに強いトラウマ体験に対して全く解離せずに、
すべてを受け止めてしまったとしたら、
それこそ精神の崩壊のようなことをまねいて、
廃人のようになってしまうかもしれません。


解離はそういったことを防ぐために、
人間に備わっている防衛本能なのではないでしょうか。

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