〜 解離性同一性障害の彼女と僕〜
 
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2011-10-25  彼女の死


昨 年の6月29日の出来事を、簡単にではあるけど、書こうと思います。


そ の日の朝は僕は、アルバイトの朝勤で、午前中にバイトを終えて、
帰 り道に携帯の写真のふたりでよく取れたやつを、いくつか現像して、
写 真たてなんかも買ったりして、彼女の待つ家に帰りました。


二 人で写真を並べたり、壁に貼ったりして、仲良くしていたのだけど、
そ の後出かけた先で、けんかになってしまって、
本 当にささいなことだったのですが、
このときのことも後になってから、ずいぶんと後悔しました。



ソ フトバンクショップに行って、iphone4がほしいとか、
それが無理なら、
今 使ってるiphoneのカバーが欲しいとか、
そんなことでけんかムードになってしまって、

遊 びには行かずそのまま家に帰ってきました。


仲 直りできないまま、夜になってしまって、
「頭を冷やしてくるから」と僕は一度外に出て、散歩して、
「よし帰ったら仲直りしよう」と家に帰ったのだけど、
 帰ったとたんに飛んできた言葉に対して、
売り言葉に買い言葉で対応してしまい、
仲直りできず、またけんかになってしまいました。



もっ とも頭を冷やしたいから、外に出るっていうのも、
彼女からしたら、それは、見捨てられ不安をひどく刺激されるものだし、
僕の頭が冷えても、彼女の気持ちは いっそう悪くなることは当然で、
僕のほうが、気持ちを抑えて、仲直りする必要があったんですよね。



そ のまま深夜になって、彼女は、隣の部屋にこもって、
大量の薬を飲んでしまいました。薬を飲んでいる気配はなんとなく分かっていたのに、
僕が救急車を呼んだ のは、たぶん、薬を飲んでから1〜2時間経ったときでした。

後 悔してもしきれない、人生最大の判断ミスでした。


救 急車が到着して、彼女を乗せ、病院に到着。
正直僕はこのとき、もう、少し安心していて、
薬の大量服薬の死因の多くが
呼吸が止まってしまうことだという知識 があったものだから、
病院に着いた時点で、呼吸が弱くなったりしても、人工呼吸器があるから大丈夫だと。



期 待は裏切られるもので、数十分後、
待合室から呼ばれた僕が見たのは、彼女が心臓マッサージを受けている姿。
心臓が止まったことと、命にかかわることを告げ られ、
ただ立ち尽くしてその様子を見ていたと思います。



そ れから10分ほど時間が経つと、
仮に蘇生できても、脳に障害が残ることを告げられ、

さ らにしばらくして、
もうこれ以上続けても意味がないこと、
心臓マッサージをやめること、


そ して、

彼女の死の時刻を告げられました。。。


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